エアコンを掃除しようとして、洗剤を使おうとしたら
「エアコンの掃除に使える洗剤って、何を使ったらいいの?」
と、あなたは考え込んでいませんか。一体どんなものがエアコン掃除に使えるのでしょうか?実は、普段私たちの身近にある重曹が他の洗剤の代用として使えるんです。
今回は、エアコン掃除に使う洗剤と代用できるものについて紹介します。
目次
エアコンの掃除をするとき、自分で掃除できる場所とできない場所があります。実は掃除できない場所を無理にやってしまうと、大変な目に遭う可能性があるんです。
まずは、エアコンの掃除がしやすい場所とそうでない場所を紹介します。
エアコン掃除がしやすい場所ですが、簡潔にいうと簡単に取り外しできる場所です。
例えば、フィルターは自分でも取り外して掃除することができますよね。こういった比較的自分で取り外しができる場所は、掃除がしやすいといえます。
自分でも簡単に掃除できる場所は、フィルター、カバー、ルーバーです。
ルーバーは意外かもしれませんが、実は自分で取り外せて丸洗いすることができるのです。
エアコンの掃除しやすい箇所は、定期的に掃除する必要があります。そのため、自分でも簡単に掃除できるよう、取り外しできるように設計されています。
逆にエアコンの掃除がしにくい場所は、部品が取り外せず高所での作業になる場所です。
簡潔にいってしまうと、ファンや熱交換器が個人では掃除がしにくい場所です。ファンも高所にあるため、無理に掃除をしていると、転落の可能性もあります。
そのため、自分で掃除をするには少し荷が重すぎるんです。他にも、熱交換器も下手にスプレーを吹きかけてしまうと、エアコンの故障やカビの原因となります。
また、火災の原因にもなるので注意しなければいけません。このような理由から、ファンや熱交換器の掃除については業者に依頼することをおススメします。
エアコン掃除に使う洗剤ですが、決して全ての洗剤がエアコン掃除の洗剤に代用できるわけではありません。
エアコン掃除に適した洗剤で洗わないと故障の原因に繋がってしまいます。
故障の原因にならないように、続いてエアコン掃除に適した洗剤について3つ紹介していきましょう。
エアコン掃除に適した洗剤1つめは、中性洗剤です。
まず「中性洗剤ってなに?」と思うかもしれませんが、この場合は普通の食器用洗剤で代用できます。
食器洗剤はどんな汚れにも対応しているので、カビやほこりなどをしっかり落としてくれます。他にも、カビやほこりを付きにくくしてくれるので非常に万能です。
中性洗剤を使う場合は、フィルターやルーバー、外装のカバーに使いましょう。
エアコン掃除に適した洗剤2つめは、エタノールです。
意外かもしれませんが、消毒用エタノールもエアコン掃除専用の洗剤に代用できます。
ただエタノールの場合、使うとしたら濃度に注意してください。もし、エアコン掃除にエタノールを使うならば、濃度は80%程度のものを使いましょう。
使える場所は、エアコンの吹き出し口やルーバーです。掃除後にエタノールを含んだ布で拭くことで、除菌や殺菌をすることができます。
ちなみに、エタノールはしっかりと汚れを落とすためではありません。殺菌や除菌などに使うのに適しています。
ちょっとした汚れなら落とせるので、少し汚れているだけならエタノールで代用して問題ありません。
エアコン掃除に適した洗剤3つめは、エアコン掃除専用のスプレーです。
エアコン掃除専用のスプレーを使うと、エアコンの場所関係なしに掃除することができます。
そのため、他の代用品では無理な熱交換器なども掃除することができのです。しかし、エアコン掃除専用のスプレーを使うにも、注意があります。
たとえば、使ってはいけない箇所などあるといことです。もし使う場合は、しっかりと説明書を読みましょう。
よく洗剤がないときに、代用できるものとして重曹が有名ですよね。
実はエアコンを掃除するときも、重曹がエアコン掃除用の洗剤として代用できるのです。しかし、代用するには、使える場所と使えない場所があります。
続いて、エアコン掃除で重曹が使える場所ついて紹介します。
エアコン掃除で重曹が使える場所1つめは、フィルターです。
フィルターは、比較的どんな洗剤で代用しても掃除することができます。フィルターに重曹を使う場合は、以下の手順を踏みましょう。
【手順】
①バケツの中に重曹小さじ1杯に対して、水を100ml入れる
↓
②掃除機である程度の汚れを吸ったフィルターを重曹液に入れる
↓
③柔らかめのブラシで汚れを落とす
まず重曹小さじ1杯に対して、水を100mlほどバケツなどに入れます。続いて、重曹水を作ったあとは掃除機である程度の汚れを吸ったフィルターを重曹液に漬けます。
後は、柔らかめのブラシで汚れを落とし、重曹液をしっかりと落とすだけです。これだけでもかなりフィルターが綺麗になるので、1度試してみましょう。
エアコン掃除で重曹が使える場所2つめは、エアコンのカバーです。
外観やカバーなどは、意外と汚れてしまいますよね。タバコのヤニなどで、エアコンのカバーが汚れて困っている人は多いと思います。
カバーを掃除するときも、まずは重曹液を作ります。先ほど紹介した手順と同じで重曹液を作り、今度は雑巾に重曹液をしみ込ませてカバーを拭きます。
汚れがひどい場合は、汚れた場所に重曹をこすりつけて落とすのが効果的です。重曹は漂白効果があるため、カバーを洗うと真っ白になります。
ただ定期的に掃除をしないとまた汚れるので、数か月に1回は掃除しましょう。
自分でエアコンを掃除することはできますが、掃除する上でいくつかの注意点に気をつけなければいけません。
守らないと火事の原因になることもあるので、知っておいた方が安全です。
最後に、自分でエアコンを掃除するときの4つの注意点について紹介します。
自分でエアコンを掃除するときの注意点1つめは、使用する洗剤の種類を間違えないことです。
実をいうとエアコンの洗浄スプレーには、様々な種類があります。洗浄する部品によって製品が違うので、種類を間違えてしまうと故障につながることが多いです。
故障しないように、まずエアコンのどの個所を掃除するかというのは決めておいた方がいいです。
そしてエアコン洗浄スプレーを使う場合は、決して使う部位を間違えないようにしましょう。
現に、フィンやフィルター用の洗浄スプレーをファンにかけて、故障したという事例も多く存在します。
自分でエアコンを掃除するときの注意点2つめは、部屋を汚さないようにカバーをすることです。
エアコンを掃除するときは、部屋を汚さないようにカバーをする養生という作業が必須です。この養生をしっかりしておかないと、後片づけなどがより大変になってしまいます。
他にも、エアコンの周辺にテレビなどがあって、養生をし忘れてテレビに洗浄液がかかるなんてこともあります。
そうならないためにも、部屋にカバー(養生)をするという作業はしっかりとしておきましょう。
自分でエアコンを掃除するときの注意点3つめは、水漏れやドレンホースのつまりです。
エアコン掃除の際、スプレーを使うことで汚れは、洗浄液と一緒に吹き出し口から流れてきます。
ですがときには、スプレーの勢いで、一部の汚れがエアコンの奥に入り込んでしまうときもあるのです。
そうなってしまうと、汚れと洗浄液が中で混ざって固まってしまいます。そしてドレンホースに入り込んで、つまりの原因になることもあります。
ドレンホースがつまってしまうと、エアコン内の結露による水分が排出できません。そうなることで、水漏れなどの被害につながってしまいます。
自分でエアコンを掃除するときの注意点4つめは、電気が通る箇所にはスプレーをしないことです。
電気が通る箇所に洗浄液をスプレーすると、機械部分がショートして発火する可能性があります。
なので、電気が通る箇所に洗浄スプレーを吹きかけてはいけません。エアコンの電気の通る場所は、電気配線、電源基盤、ファンモーター、電源プラグの4つです。
絶対にこの箇所や近くに、洗浄スプレーを吹きかけないようにしましょう。
今回は、エアコン掃除に使う洗剤に代用できるものについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
エアコン掃除に使う洗剤は、中性洗剤や重曹であれば代用はできます。しかし、使ってはいけない箇所に使ってしまうと、故障や火災の原因になります。
なので、エアコン掃除で洗剤を代用する際はきちんと注意しましょう。もし、エアコン掃除の洗剤で悩んでいる方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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