熊本市内でエアコンクリーニング・修理・販売を25年やっている「株式会社つくす」河内です。
エアコンをつけていたら、突然水漏れしたなんて経験をした人は多いといいます。
多くの人は「エアコンの故障かな?」と疑いますが、実はそれは故障で起こっているわけではないんです。
原因の多くはエアコンのドレンパンにあり、掃除をしなかったことが原因なんです。
今回は、自分でエアコンのドレンパンを掃除できるのかについて紹介します。
目次
そもそも、エアコンのドレンパンというのは一体どのようなパーツなのでしょうか?
普段聞き慣れないため、知らない人の方が多いと思います。
まずは、エアコンのドレンパンはどんなものなのかについて紹介します。
エアコンのドレンパンは、簡単にいうとエアコン内に溜まる結露水の受け皿のようなものです。
ドレンパンは熱交換器の下にあり、室内に水を漏らさないようにするためにあります。
部屋を暖かくしたいとき、室内の温度と送風する風の温度差があると、エアコン内部に結露ができてしまいます。
そのときできた結露を、ドレンパンに溜まるように設計されているんです。
後ほど詳しく紹介しますが、ドレンパンに汚れが溜まると色んな不具合が起きます。
特に多いのが水漏れで、他にも色んな健康被害などを引き起こすんです。
なので、ドレンパンはできるだけ清潔な状態で保つ必要があります。
エアコンのドレンパンは、結露水を室内に漏らさないためのものです。
実はそのパーツの性質上、汚れが溜まりやすい箇所だといわれているんです。
続いて、ドレンパンに汚れが溜まりやすい理由について紹介します。
ドレンパンに汚れが溜まりやすい理由1つめは、カビが溜まるからです。
先程紹介しましたが、ドレンパンはエアコン内部の結露を受け止めるためにあります。
そのため、常に水が溜まっている状態なのでカビが溜まりやすいです。
ドレンパン内の汚れはカビが原因なので、定期的に掃除する必要があります。
ドレンパンに汚れが溜まりやすい理由2つめは、エアコン内部なので掃除が難しいからです。
ドレンパンはエアコン内部にあるので、フィルターなどと違い、掃除がかなり難しいです。
そのため掃除ができず、カビが繁殖したまま放置して色んな故障を引き起こしてしまいます。
ドレンパンに汚れが溜まりやすい理由3つめは、ドレンホースが汚れているからです。
ドレンパンに溜まった水は、ドレンホースを通じて室外に排出されます。
こういった仕組みから分かるように、ドレンパンとドレンホースは繋がっています。
なので、ドレンホースが汚れているとドレンパンも汚れてしまいます。
エアコンのドレンパンは、私たちは思っている以上に汚れやすい部分です。
では、エアコンのドレンパンが汚れてしまうと、一体どんな不具合が出てしまうのでしょうか?
続いて、エアコンのドレンパンが汚れることで起こる不具合について紹介します。
エアコンのドレンパンが汚れることで起こる不具合1つめは、水漏れです。
エアコン内の結露を受け止めるドレンパンですが、ホコリなどのゴミが溜まると水漏れを起こしてしまいます。
というのも、ドレンパンにホコリなどが溜まってしまうと、結露を受け入れる容量が少なくなってしまうからです。
またドレンホースも汚れていると、ドレンパンの水漏れは起こりやすくなるので注意しましょう。
エアコンのドレンパンが汚れることで起こる不具合2つめは、カビの繁殖です。
ドレンパン内には、エアコン内の結露が溜まっています。
そのため、カビが繁殖しやすい状態にあります。
後ほど紹介しますが、カビが溜まると色んなデメリットがあるので注意が必要です。
エアコンのドレンパンが汚れることで起こる不具合3つめは、臭いです。
ドレンパンに溜まったカビなどを放置しておくと、エアコンを付けたときに変な臭いがします。
なので、エアコンから変な臭いがした場合はドレンパンにカビが繁殖している可能性が高いです。
エアコンのドレンパンが汚れることで起こる不具合4つめは、体調不良です。
先程少し紹介しましたが、ドレンパンにはカビが溜まりやすいです。
またドレンパンに溜まったカビは、エアコンの送風口を通して部屋中にまき散らされているんです。
そうするとアレルギーを起こしたりするので、ドレンパンは定期的に掃除する必要があります。
エアコンのドレンパンは取り外すのは難しいですが、実は自分で掃除することができます。
ただ、ドレンパンを取り外して掃除するにはデメリットもあるんです。
続いて、ドレンパンを取り外すメリットとデメリットについて紹介します。
ドレンパンを取り外すメリットは、2つほどあります。
1つめは、通常分解洗浄よりも、より綺麗に洗浄できることです。
取り外してしまえば、普通に洗浄したときより綺麗になります。
2つめは、通常分解洗浄よりも、水漏れが解決できることです。
普通にエアコンを掃除しただけだと、ドレンパンの水漏れは解決しません。
なので、1度ドレンパンを取り外して掃除してみることで水漏れの原因を少しでも減らせます。
ドレンパンを取り外すデメリットは、ドレンパンや他の箇所の故障です。
自分でドレンパンを取り外してしまうと、ドレンパンを元に戻せなくなったことも少なくありません。
他にも、上にある熱交換器のフィンが変形してしまうこともあります。
さらに、組み立てていたら水漏れが発生するなど、1人で対処できない事態に陥ったりします。
エアコンのドレンパンを取り外すのにデメリットはありますが、必ずしも掃除ができないわけではありません。
自分で掃除することはできますし、取り外すことも可能です。
続いて、エアコンのドレンパンを外す手順について紹介します。
まず、掃除する前に家具などを避けたりなどして養生しておきます。
そして電気プラグを抜いて、エアコンカバーやルーバーなどを外します。
続いて、黒いプラスチック部分を手前に引いて、奥のネジを見えるようにずらします。
そして、プラスチック箇所をずらしてあったネジをプラスドライバーで外し、反対側にあるネジも外します。
左右のネジを取り外したら、後はドレンパンを手前に引きます。
最後に、ドレンホースとの繋がりにあるネジを外せば、ドレンパンを取り外すことができます。
ドレンパンを外すときは、いくつか注意すべき点があります。
まずは、ドレンパンを手前に引く際、ドレンパンが落ちないようにすることです。
両面のネジが取れてドレンパンを手前に引くと、ドレンパンが取れますが、落ちてくることが多いです。
なので、ドレンパンを取り外す場合はドレンパンを落とさないようにする必要があります。
他にも、手をケガするので作業中は軍手をすることです。
作業中は気づきませんが、ドレンパンを取り外すときは手を負傷することが多いので注意しましょう。
エアコンのドレンパンは、自分で掃除することができますが、中にはできないときもあります。
では、自分で掃除ができない場合、一体どうすればいいのでしょうか?
最後に、自分エアコンのドレンパンの掃除ができないときの対処法について紹介します。
ドレンパンは自分でも掃除することができますが、自分で掃除できない場合は業者に依頼することをおすすめします。
自分でドレンパンを掃除すると、熱交換器のフィンが変形することもあります。
またケガをすることもあるので、業者に依頼した方が安全でかつ綺麗に掃除できます。
ただ業者によって料金は異なりますし、依頼料自体高額なものです。
なので、洗浄依頼のペースは1年に1度くらいがちょうどいいといえます。
今回は、自分でエアコンのドレンパンを掃除できるのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
エアコンのドレンパンは自分で掃除できますが、手間もかかる上にエアコン故障のリスクもあります。
なので、自分で掃除できない場合は、なるべく業者に依頼しましょう。
もし、エアコンのドレンパンの汚れなどが気になった方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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