熊本市内でエアコンクリーニング・修理・販売を25年やっている「株式会社つくす」河内です。
やむをえず、業務用エアコンを掃除しなければいけないときもあると思います。
ですが、そもそも業務用エアコンを自分で清掃できるのか不安になりますよね。
実は、業務用エアコンも自分で掃除することはできるんです。
今回は、業務用エアコンの清掃の仕方について紹介します。
目次
一見、業務用エアコンは自分で清掃できるとは思えませんよね。
ですが、きちんと注意すべきことを守れば、自分で業務用エアコンを清掃することができるんです。
まずは、業務用エアコンを清掃するときに準備するものや、確認することについて紹介します。
業務用エアコンの掃除をするときは、まずエアコンの種類を確認しましょう。
業務用エアコンにも、色んな種類があります。
天井埋め込み型、カセット形やダクト形、天井吊形や床置形など種類が多いです。
全て形が違う上、パーツなども異なります。
吸込口や吹き出し口の位置も違うので、確認しないと後々面倒なことになってしまいます。
業務用エアコンを掃除するときに必要なものは、以下の通りです。
掃除機、中性洗剤、スポンジ、ドライヤー、雑巾やタオルです。
掃除機は、まずフィルターの汚れを吸うときに使います。
中性洗剤とスポンジは、フィルターを洗うときに必要です。
ドライヤー、雑巾やタオルなどは掃除したフィルターを拭き、乾燥させるためなので必ず用意しましょう。
中性洗剤については、家にある食器用洗剤を使って問題ありません。
業務用エアコンを掃除する上で、確認することをしたら早速清掃をしましょう。
ただ、業務用エアコンを清掃する上で、いくつか気をつける点があります。
続いて、業務用エアコンを清掃する掃除手順について紹介します。
業務用エアコンを掃除するときは、まず始めに電源プラグを外します。
漏電や感電の恐れがあるので、清掃するときは絶対に電源プラグを外しておきましょう。
業務用エアコンは、電気プラグの箇所が分かりづらいこともあります。
なので、業務用エアコンを掃除する前に、あらかじめ電源プラグを箇所も把握しておきましょう。
電源プラグを外した後は、エアコンのフィルターを外します。
エアコン掃除の主な作業は、フィルター掃除です。
これは家庭用フィルターでも、業務用エアコンでも変わりません。
業務用エアコンは家庭用エアコンと形が異なっているので、フィルターの外し方も違ってきます。
なので、フィルターを外す際はしっかり取り扱い説明書を見ましょう。
フィルターを外した後は、フィルターの掃除をします。
フィルターを水洗いする前に、まずフィルターに付いたホコリなどを掃除機を使って綺麗にします。
ここでホコリをしっかり取っておかないと、水洗いしてもホコリを取るのが難しくなります。
しっかりホコリを吸った後は、フィルターを水洗いしましょう。
フィルターのホコリを掃除機で吸った後は、中性洗剤を使って水洗いをします。
フィルターを洗うときは、汚れた個所に中性洗剤を少しだけつけてスポンジでこするだけです。
力を入れすぎると、フィルターが変形することがあるので、優しく洗う必要があります。
中性洗剤で汚れを落としたら、しっかり水で洗剤を洗い流しましょう。
フィルターを水洗いした後は、フィルターをドライヤーで乾かします。
ドライヤーで乾かすときは、濡れた個所がないようにしっかりと乾かしましょう。
しっかり乾かしておかないと、後々カビの繁殖などに繋がってしまいます。
ただドライヤーで長く当てていると、フィルターが変形する可能性があります。
なので、ドライヤーで軽く乾かしたら、なるべく天日干しすることをおすすめします。
フィルターが乾いた後は、エアコンの外側をしっかり水拭きします。
店内などに設置した業務用エアコンは、油汚れなどもあります。
なので清掃する際は、外側もしっかりと掃除しましょう。
エアコンの外側を水拭きした後は、フィルターを元に戻して清掃は完了です。
業務用エアコンの清掃は、思ったよりも簡単にすることができます。
しかし、業務用エアコンは注意しないと故障などの事態を招くことがあります。
続いて、業務用エアコンを清掃するときの注意点についていくつか紹介します。
業務用エアコンを自分で清掃するときの注意点1つめは、高い場所のときは注意することです。
天井に埋めこまれたタイプの業務エアコンを掃除するときは、高さに注意して掃除しなければいけません。
脚立が必須になりますが、フィルターを取るときなども注意が必要です。
なので、フィルターを外すときと戻すときは注意しましょう。
業務用エアコンを自分で清掃するときの注意点2つめは、エアコンを分解しすぎないことです。
業務用エアコンは家庭用エアコンより複雑な構造なので、分解しすぎると元に戻せなくなってしまいます。
また部品を下手にいじることで、発火や故障などの危険があります。
なので、掃除をする際はフィルターとその周辺以外はなるべくいじらないようにしましょう。
業務用エアコンを自分で清掃するときの注意点3つめは、内部の細かい部分には触れないことです。
業務用エアコンは構造が複雑なので、内部の細かい部分に触れてしまうと故障しかねません。
なので、分解はもちろん触れること自体避けることをおすすめします。
業務用エアコンを自分で清掃するときの注意点4つめは、柔らかい道具を使うことです。
業務用エアコンの構造が複雑なのは、先程から紹介しています。
さらに業務用エアコンは構造だけでなく、パーツ自体も細かく、ちょっとしたことで破損することもあります。
なので、掃除をする際は、なるべく柔らかいスポンジや雑巾を使いましょう。
業務用エアコンは自分で掃除できますが、そもそも掃除頻度はどのくらいがいいのでしょうか?
掃除頻度については、フィルターの他にも本体の清掃によって変わってきます。
続いて、業務用エアコンの掃除頻度について紹介します。
業務用エアコンの掃除頻度については、フィルターは3ヶ月に1回程度です。
家庭用エアコンもそうですが、業務用エアコンもこまめな掃除が必要です。
しかし、分解してまで掃除をする必要はありません。
これを聞くと、「掃除しないとエアコンが故障しちゃうんじゃ」と不安になると思います。
ですが、エアコン自体、フィルターをこまめに掃除しておくだけで故障を防げます。
なので、フィルターだけ3ヶ月に1回のペースで掃除しておきましょう。
業者に分解洗浄依頼をするのは、1年に1回です。
エアコンは、フィルターを掃除するだけでも故障を防ぐことはできます。
ですが、そのまま細かい箇所を掃除しなくていいわけではありません。
細かい箇所も頻繁でなくとも、1年に1回のペースで掃除しておく必要があります。
なので、分解洗浄をするなら、1年に1回はしておきましょう。
業務用エアコンは、1年に1回ほどエアコンの分解洗浄が必要です。
では一体、どんな不調があればエアコン掃除を業者に依頼すべきなのでしょうか?
また業者に依頼する場合、料金の相場はいくらぐらいなのかも気になりますよね。
最後に、業務用エアコンの清掃を業者に依頼するときの注意点について紹介します。
エアコンの効きが悪かったり、エアコンの運転中に嫌な臭いがした場合は業者へと依頼しましょう。
フィルターが汚れている可能性もありますが、業務用エアコンだと他にも色んな原因があります。
例えば、老朽化や一部のパーツの不調など、これらばかりは素人ではどうしようもありません。
他にも、2年以上掃除していない場合も、業者へ清掃依頼することをおすすめします。
業者に清掃依頼をする場合の料金の相場は、1台33000円(税込)になります。
業務用エアコンは構造が複雑なので、本格的な清掃はプロにすべてお任せした方が安全です!
今回は、業務用エアコンの清掃の仕方について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
業務用エアコンは自分でも、清掃することができます。
ただ気をつけなければいけないことが多いので、あらかじめエアコンの種類などを把握しておきましょう。
もし、業務用エアコンを掃除しようか考えている方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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