熊本市内でエアコンクリーニング・修理・販売を25年やっている「株式会社つくす」河内です。
夏になると、突然咳が止まらなくなってしまう経験をしたことがある人は多いと思います。
「夏風邪かな?」と放置する人が多いですが、その症状はただの夏風邪ではないかもしれません。実はその咳は、エアコンのカビが深く関係しているんです。
今回は、エアコンのカビで咳が出た場合、どうすればいいのかについて紹介します。
夏になると、エアコンを使うのは当たり前になっていますよね。
ですが、エアコンをつけてから咳が出るようになって、「何で?」と疑問に思う人も多いでしょう。
実は、その咳の原因はカビが原因です。
では最初に、エアコンのカビの影響でどういった症状がでるのかについて紹介します。
エアコンのカビが原因で咳が出た場合、咳喘息の可能性があります。
咳喘息とは、気道に炎症が起こり、しつこい咳がでる症状のことをいいます。咳喘息を起こす原因は、やはりエアコンの冷気に含まれるカビを吸うことで発症します。
3~4週間ほど咳が続く場合は、咳喘息の可能性が考えられます。
また放置しておくと、気管支喘息になってしまう可能性があるので、駛馬に呼吸器科を受診しましょう。
エアコンのカビが原因で咳がでた場合、他にも夏型過敏症肺炎の可能性も考えられます。
夏型過敏症肺炎とは、トリコスポロンという種類のカビを吸い込むことで、肺がアレルギー反応を起こしたものです。
主な症状として、乾いた咳、息切れ、発熱を起こします。咳喘息と違い、咳だけではないので、咳が止まらないときには注意が必要です。
放置しておくと症状が慢性化して、常に咳を起こすようになってしまいます。「たかが咳ぐらいで」と放置してはいけません。
エアコンのカビが原因で咳が止まらないとき、案外私たちは事態を軽くみがちです。
「どうせなにも起こらない」と思うかもしれませんが、実は咳を放置していると非常に危険なんです。
続いて、咳を放置すると危険な理由について紹介します。
咳を放置していると、気管支喘息になる可能性があります。
これは、先ほど咳喘息のことを紹介したときも軽く触れたと思います。気管支喘息は、呼吸が苦しくなり発作を起こしてしまう病気です。
そのため、気管支喘息を患ってしまうと、呼吸の苦しさや発作に見舞われることが多くなります。
もし咳が長引くようであれば、早い段階で呼吸器科を受診しましょう。
咳喘息や夏型過敏症肺炎に共通していえるのは、咳が止まらない状態になるということです。
そもそも咳は、喉に違和感や異物があるのを外に出すために起こすものです。
しかし咳喘息などを起こすと、慢性的な喉の炎症に過敏状態になってしまいます。そうなると、温度差や空気の乾燥だけで咳がでるので、咳が止まらなくなってしまうのです。
悪化させないためにも、咳が続く場合は、きちんと病院で診てもらいましょう。
医師の診断に従うのが1番ですが、気管支を拡張する薬などで咳を和らげることができます。
エアコンのカビが原因で咳が出たとき、咳喘息や夏型過敏症肺炎になっている可能性があります。
ですが、実はアレルギーになる可能性も少なくないんです。
続いて、エアコンのカビが原因の咳を放置したら、どんなアレルギーになるかについて紹介します。
エアコンのカビが原因の咳を放置すると、アレルギー性結膜炎になる可能性があります。
アレルギー性結膜炎とは、目がかゆくなったり、鼻水がでるといった症状がでます。これだけだと、「花粉症かな?」と誤認する人が多いと思います。
実際、アレルギー性結膜炎を花粉症と誤認して、放置する人は多いです。
アレルギー性結膜炎は、結膜というまぶたの裏と白目の部分にある薄い膜にアレルギー物質が張り付くことで起きます。
つまり、結膜にホコリやカビなどが触れることで、発症してしまうんです。
症状こそ軽く見えますが、悪化すると結膜に1mmを超える大きな乳頭ができるので、注意しましょう。
エアコンのカビが原因の咳を放置すると、アレルギー結膜炎の他にもいろんなアレルギーを発症してしまいます。
他にも、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症を起こします。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、アスペルギルスというカビの仲間が原因で発症します。アスペルギルスが肺に入ると、アレルギー反応を起こし、咳やたんなどがでるのです。
アレルギー性気管支肺アスペルギルスは、咳やたんの他に微熱や喘鳴なども起こします。
特に喘鳴という呼吸をする際、「ゼーゼー」と音がした場合は、すぐさま病院へ受診しましょう。
咳が酷くないと、思わず「大したことない」とそのまま放置してしまいがちですよね。
しかし、咳をそのまま放置しておくと当然ですが、症状が悪化することがあります。もし、咳が収まらない場合は一体どうすればいいのでしょうか?
続いて、どんな症状がでたら病院に行けばいいのかについて紹介します。
まず、咳の他にも発熱や喉の痛みがある場合、夏型過敏症肺炎の可能性があります。
また夏型過敏症肺炎は肺炎に似た症状がでるので、呼吸困難なども症状の1つです。
夏型過敏症肺炎でなくとも、アレルギー性気管支肺アスペルギルスは喘鳴が大きな特徴です。
息をする際に「ゼーゼー」という音がする場合、すぐに呼吸器科を受診しましょう。
夏型過敏症肺炎は咳が長続きするため、中には咳止めを使って症状を和らげる人が多いです。
他にも、夏風邪だと誤認して、かぜ薬を使う人もいるでしょう。しかし、かぜ薬や咳止めなどは、あくまで一時的な処置です。
また夏型過敏症肺炎の場合は、3週間近く咳が続きます。
そのため、1度咳止めを服用して、それでも何週間も咳が続く場合は、すぐさま薬の服用は止めましょう。
あまり薬を乱用すると、余計に症状がひどくなったり、病気の判断がつきにくくなってしまいます。
エアコンのカビが原因で、様々な病気やアレルギーを発症することはよくわかったと思います。
では、どのようにすればエアコンのカビで咳がでなくなるのでしょうか?
最後に、エアコンのカビで咳がでないようにするための対処法について紹介します。
エアコンのカビで咳がでないようにする対処法1つめは、エアコンを定期的に掃除することです。
咳喘息や夏型過敏症肺炎は、エアコンの冷気に含まれたカビを吸うことで発症します。
そのため、症状がでないようにするためには、エアコンにカビが溜まらないようにすることが大切です。
毎年エアコンを使う前に掃除をすることはもちろん、使わないときもなるべく掃除をするようにしましょう。
フィルターだけでなく、ルーバーも掃除しておくと冷気に含まれるカビが減ります。
もし自分でエアコンの掃除ができない場合は、専門業者に依頼してみるのもおススメです。
エアコンのカビで咳がでないようにする対処法2つめは、エアコンの風に直接当たらないようにすることです。
エアコンの風に直接当たるということは、冷気をそのまま吸うということです。そのため、カビを吸って咳などを起こしてしまいます。
咳を起こさないためにも、エアコンの風が直接当たらないようにすることでカビを吸うことが防げます。
エアコンのカビで咳がでないようにする対処法3つめは、室内でもマスクを着用することです。
エアコンの風に直接当たらないようにしても、冷気は部屋全体に広がります。となると、普通に室内にいることでカビを吸ってしまう可能性は否めません。
室内でマスクをすることで、カビを吸うことは完全に防げます。
ただマスクの消費が多くなるので、できるなら定期的にエアコンの掃除などをするようにしましょう。
今回は、エアコンのカビで咳が出た場合、どうすればいいのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか?
エアコンのカビが原因で咳がでると、よく夏風邪と誤認しやすいです。しかし咳を放置してしまうことで、取り返しのつかない状態になる可能性もあります。
なので、咳が続く場合は、すぐに病院を受診しましょう。
もし、エアコン掃除をした後に咳が止まらない方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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