熊本市内でエアコンクリーニング・修理・販売を25年やっている「株式会社つくす」河内です。
普通エアコンの掃除をするとなると、室内機も一緒に掃除できたらな~と思ったりします。
ですが、エアコンの室外機って、実際に掃除が必要なのか?気になりますよね。実は、エアコンの室外機も掃除が必要です。
今回は、エアコンの室外機も掃除が必要な理由などについて紹介していきましょう。
エアコンの掃除といえば、室内機が一般的で、室外機はほとんど掃除をしないと思います。
室外機は外にあるので、雨ざらしに耐えられるようにできています。しかし実は、エアコンの室外機も掃除が必要です。
まずは、エアコンの室外機の掃除が必要な理由と掃除の頻度について紹介します。
結論からいうと、エアコンの室外機も掃除が必要です。
というのも、エアコンの機能低下や最悪ショートを起こすのを防ぐためです。
エアコンの室外機には、格子状になった部分がありますが、あの部分は熱を外に放出する仕組みになっています。そのため、そこにホコリなどが溜まっていると、熱を外に放出しにくくなってしまうのです。
他にも、室外機の下にある水抜き穴という部分に汚れがあると水が溜まってしまいます。水が溜まると、エアコンの性能低下やショートを起こしてしまうことがあります。
そうならないためにも、格子状の箇所や水抜き穴付近は、少なくとも掃除が必要になるのです。
しかし、別に室外機を掃除しないからといって、汚れた空気が室内に入ることはありません。あくまで、エアコンの性能維持のためにも室外機の掃除が必要ということを覚えておきましょう。
エアコン室外機を掃除する目安ですが、1年に1~2回程度で大丈夫です。
そもそも、室外機は雨風に耐えられるようにできています。それだけでなく、多少ホコリなどが溜まった程度で、動かなくなるということはありません。
しかし、掃除をしないで何年も放置してしまうと性能や機能の低下、や故障する原因にもなります。ちなみに室外機から異音がする場合は、掃除が必要という合図なので覚えておきましょう。
長期的に使い続けるためにも、年に1~2回はホコリなどを取り除く掃除をしてください。
エアコンの室外機ですが、掃除をするといっても一見、自分で掃除できそうにありませんよね。
そのため、掃除をするにしても業者に依頼することが多いと思います。ですが実は、私たちでも室外機を掃除することができるのです。
続いて、私たちが掃除できる室外機の4ヵ所について紹介しましょう。
私たちが掃除できる室外機の箇所1つめは、室外機の外側です。
室外機の外側の汚れは、私たちでも簡単に掃除することができます。方法も簡単で、まずはほうきを使って掃除をします。
枯れ葉やクモの巣などをしっかり掃い、ほうきで落とせない場合は固く絞った雑巾でふき取りましょう。
特に掃除が必要なのは、正面の風の吹き出し口になっている箇所です。
吹き出し口部分は、特に汚れが溜まりやすく、ゴミも絡みやすいのでしっかりと掃除する必要があります。
掃除をする際はほうきよりも、掃除機や歯ブラシを使った方が汚れもよく落ちます。
私たちが掃除できる室外機の箇所2つめは、室外機周辺です。
室外機周辺の汚れも、私たちでも簡単に掃除できる個所です。
別に室外機の周辺が汚れていても、掃除の必要はないと思いがちですが、そうではありません。室外機の周辺が汚れていると、冷暖房効率が悪くなり、電気代がかかってしまうんです。
そのため、室外機周辺に溜まった枯れ葉などは、しっかりとほうきで掃いて捨てましょう。
私たちが掃除できる室外機の箇所3つめは、フィンです。
フィンというのは、室外機の側面や裏面にある金属板のことです。いわば熱交換器といわれるもので、フィンに汚れがあると、冷暖房効率が落ちてしまいます。
そのため、フィンの隙間に溜まったホコリなどは歯ブラシなどで落とす必要があります。しかし、このフィンの掃除は力加減を間違えると大変なことになってしまうんです。
というのも、フィンはアルミでできていることもあって、力を入れると曲がってしまいます。
曲がってしまわないためにも、フィンの掃除をする場合は、優しく歯ブラシで擦る程度にしましょう。
私たちが掃除できる室外機の箇所4つめは、ドレンホースです。
ドレンホースとは、室外機から伸びているホースのことです。
ドレンホースは、エアコン内部に発生した水分を外に流す役目があります。そのため、ドレンホースが詰まっていると、水分の排出ができないため、水漏れなどを起こしてしまいます。
水漏れしないように、定期的にホースの中を見て掃除をしましょう。
掃除の仕方は、まずドレンホース内の水を全て雑巾などでふき取ったりして外に出します。その後に、排水溝に掃除機をくっつけて汚れを吸い取ります。
最後に、ドレンホースの外側の汚れを取れば、掃除完了です。
またドレンホース内の水を外に出す場合、周囲が汚れる可能性があるので、しっかり養生をしましょう。
エアコンの室外機は私たちにも掃除できますが、あくまで一部のみです。
できることなら、エアコンの室外機は業者に頼むのが1番です。ではなぜ、室外機は業者に依頼してクリーニングすべきなのでしょうか?
最後に、業者に依頼する理由と注意点について紹介します。
エアコン室外機のクリーニングを業者に依頼する際、注意点はいくつかあります。
まずは、エアコンの種類です。
室外機が屋根置きだったり、天井吊りの場合は業者へ依頼しても、依頼を受けてもらえない可能性があります。
もう1つが、年式が古かったり、複雑が構造な室外機の場合は、依頼を断れることがあります。
そのため、エアコン室外機のクリーニングを業者に依頼する際は、まず可能かどうかを確認しましょう。
エアコン室外機クリーニングの相場ですが、室外機単体とエアコンと室外機セットによって違ってきます。
室外機のみのクリーニングの場合、多くのクリーニング業者は6000円~8000円になります。
室内機とエアコンのセットの場合は、10000円~13000円が相場です。大体の業者は、エアコンとセットでクリーニングが可能です。
中には、セットでクリーニングの依頼をすると、安くなるところもあるので、まずは業者を探してみましょう。
今回は、エアコンの室外機も掃除が必要な理由について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
意外にも、エアコン室外機の掃除は必要です。ただ室外機の掃除できるところは限られているので、業者に依頼した方が綺麗に掃除ができます。
もし、エアコンの室外機の掃除が必要か悩んでいる方は、ぜひとも今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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