熊本市東区でエアコンクリーニング等を営んでいる「株式会社つくす」の河内です
夏の暑さで溶けそう、冬の寒さで凍えそう―そんな時、エアコンのリモコンを何度もいじっていませんか?
正確な温度設定はいつも悩みの種。でも実は、「不快指」を知ることで、あなたの部屋を常に快適な状態に保つことが可能です。
この記事では、
についてご紹介します。
エアコンの温度設定で迷ったときに役立つ不快指数をぜひ1度使ってみてください。
それではいきましょう。
目次
そもそも不快指数ってなんなのでしょうか?
不快指数とは、気温と湿度の2つの要素を組み合わせて、人がどのくらい快適か、あるいは不快に感じるかを数値で示したものです。
この指数を用いると快適さを客観的に判断することができます。
例えば、次のような場面で不快指数が役立ちます。
Aさん「この部屋暑くない?エアコンの温度上げようよ!」
Bさん「いやいや、寒いでしょ!」
Cさん「そうかな?僕は丁度いいと思うけどな。」
Dさん「計算してみたら、この部屋の不快指数は56だってさ。だからまあ一般的には少し肌寒いって感じだね」
Eさん「じゃあ少しだけエアコンの温度を上げよう。Aくんは上着を脱いだら丁度いいかもね。」
Aさん「わかったよ…。」
上のような会話をした経験がありませんか?(笑)
この場面からわかるように、快適さの基準は人それぞれなんです。なので不快指数のような客観的な基準があると、話がまとまりやすくなります。
この場面で不快指数がエアコンの設定温度をどうするかを判断する手助けになりました。
次に不快指数の計算方法とその時の体感について、詳しくご紹介します。
不快指数を求める計算式は以下の通りで、簡単に計算できます。
不快指数=0.81×乾球気温*+0.01×湿度×(0.99×乾球気温−14.3)+46.3
*乾球気温とは私たちが普段「気温」と呼んでいるものと同じで、例えば天気予報で伝えられる温度も乾球気温です。
不快指数とその時の体感は以下のように細かくグループ分けされています。
不快指数が55以下:寒い
不快指数が55~60:やや肌寒い
不快指数が60〜65:何も感じない
不快指数が65~70:快い
不快指数が70~75:暑くない
不快指数が75~80:やや暑い
不快指数が80~85:暑くて汗が出る
不快指数が85以上:暑くてたまらない
もしエアコンの設定温度をいじるときは、この不快指数を活用しましょう。
例えば不快指数が79なら、体感でやや熱いと感じる人が多いということになるので、エアコンの設定温度を少し下げるとよいです。
部屋が暑すぎるとき、実は温度以外に湿度も暑い原因になっているんです。詳しく紹介しますね。
部屋の中がすごく暑く感じるとき、それはただ外が暑いからだけではありません。実は、湿度、つまり空気がどれだけジメジメしているかもすごく関係しています。
湿度とは、空気にどれだけ水蒸気が混じっているかを示すものです。この湿度が高いと、実際の温度以上に暑く感じてしまい、湿度が低いと実際の温度よりも涼しく感じられます。
もっとイメージしやすくお伝えすると、湿度が低いときは私たちの汗がサッと蒸発して、体をクールダウンさせることができます。でも湿度が高いと、空気がもうすでに水蒸気でいっぱいなので、汗が蒸発しづらくなり、体が冷えにくくなるのです。
梅雨は典型的な例ですね。夏に比べると気温は高くないのに、ジメジメして暑く感じてしまうのは部屋の湿度が高くなっているからです。
このように、部屋が暑すぎるときは温度だけでなく湿度も関係していることを頭に入れておきましょう。
それでは次に、梅雨時期・夏・冬ごとのおすすめのエアコン温度設定を紹介しますね。
地域毎に温度湿度は異なるので、主要都市の東京・大阪・札幌・福岡に絞って説明しますね。梅雨時期の東京・大阪・札幌・福岡の平均気温と平均湿度は以下の通りです。
梅雨時期(6月~7月)
この平均気温と平均湿度に対して、おすすめのエアコン設定温度は以下の通りです。
*不快指数が65〜70(快い)、70〜75(暑くない)になる場合を示しています。
東京:19℃~25℃
大阪:19℃~25℃
札幌:19℃~25℃
福岡:19℃~25℃
各都市によって平均湿度は異なりますが、おすすめの設定温度は同じ範囲でした。ぜひ上記の温度でエアコンを調節してみてください。
地域毎に温度湿度は異なるので、主要都市の東京・大阪・札幌・福岡に絞って説明しますね。夏期の東京・大阪・札幌・福岡の平均気温と平均湿度は以下の通りです。
夏期(7月~8月)
この平均気温と平均湿度に対して、おすすめのエアコン設定温度は以下の通りです。
*不快指数が65〜70(快い)、70〜75(暑くない)になる場合を示しています。
東京:19℃~25℃
大阪:19℃~26℃
札幌:19℃~25℃
福岡:19℃~25℃
各都市によって平均湿度は異なりますが、おすすめの設定温度はほとんど同じですね。ぜひ上記の温度でエアコンを調節してみてください。
地域毎に温度湿度は異なるので、主要都市の東京・大阪・札幌・福岡に絞って説明しますね。冬期の東京・大阪・札幌・福岡の平均気温と平均湿度は以下の通りです。
冬期(12月~2月)
この平均気温と平均湿度に対して、おすすめのエアコン設定温度は以下の通りです。
*不快指数が65〜70(快い)、70〜75(暑くない)になる場合を示しています。
東京:20℃~27℃
大阪:19℃~26℃
札幌:19℃~26℃
福岡:19℃~26℃
地域が違っても、冬期のおすすめのエアコン設定温度はほとんど同様ですね。ぜひ上記の温度でエアコンを調節してみてください。
エアコンの温度を上手に設定できず寒すぎて風邪を引いてしまったり、逆に設定温度を上げすぎてびしょびしょになってしまったりした経験がある人へ。
まずは1度、エアコンの温度設定の基準に不快指数を使ってみてください。
不快指数の計算式は以下の通りです。
不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3
不快指数を使ってエアコンの設定温度を決める手順
以上です。
室内に湿度計や温度計があると、正確に不快指数を求めることができます。ぜひご購入を検討してみてください。
もし温度計や湿度計をお持ちでない人は、天気アプリを活用してみてください。もちろん天気アプリの気温と湿度は外気に関する情報なので、室内の不快指数を正確に知ることはできませんが、1つの目安になります。
いかがでしたか?
不快指数は気温と湿度の2つの要素を組み合わせ、”人がどのくらい快適か”あるいは”不快に感じるか”を数値で示したものです。
客観的な情報なので、エアコンの設定温度で意見が食い違うときや、暑い・寒いでエアコンの温度を変更したいときの目安にすることができます。
簡単な計算なので、ぜひ1度不快指数を求めてエアコンの温度設定の目安にしてみてください。
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