熊本市東区でエアコンクリーニング等を営んでいる「株式会社つくす」の河内です。
エアコンを取り付けるときに大事なのは、室内機だけではありません。
室外機も室内機とセットなので、設置場所が狭かったりすると困ると思います。
では、エアコン室外機の設置場所が狭い場合、一体どうすればいいのでしょうか?
今回は、エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法について紹介します。
そもそも、エアコン室外機の設置場所には条件があります。
この条件が合っていないと、エアコンの電力効率に支障が出てしまいます。
では、エアコン室外機の設置場所はどこがいいのでしょうか?
まずは、エアコン室外機の設置場所にできる条件について紹介します。
エアコン室外機の設置場所にできる条件1つめは、室内機に近い場所です。
エアコンが稼働するにあたって、室内機と室外機の場所は重要です。
エアコンは室内機で取り組んだ空気を送り、再度室内に戻すという仕組みになっています。
このとき、室内機と室外機の配管が長くなってしまうと、電力効率が悪くなります。
そうなると電気代もかかるので、室内機と室外機は近い方がいいです。
エアコン室外機の設置場所にできる条件2つめは、通気性が良い場所です。
実は通気性が悪いと、熱い空気が溜まって室外機の温度が上がってしまいます。
そうなると電力効率が悪くなり、エアコンの効きも悪くなるんです。
なので、室外機の周囲はなにも置かないよう工夫したりしなければいけません。
エアコン室外機の設置場所にできる条件3つめは、地盤が頑丈で水平な場所です。
室外機を傾いた場所に設置してしまうと、稼働時に騒音を引き起こすことがあります。
また騒音だけでなく、振動を起こすことも少なくありません。
振動を起こすと配管も揺れてしまうので、大変危険です。
他にも、振動によって外壁や床に通じたときに不快感があったり、体調不良を起こすこともあります。
なので、室外機は絶対に地盤が頑丈で水平な場所に設置しましょう。
エアコン室外機の設置場所にできる条件4つめは、直射日光が当たらない場所です。
室外機が直射日光に当たってしまうと、エアコンの消費電力が上がってしまいます。
他にも、エアコンの運転が停止してしまうことも少なくありません。
なので、室外機を設置する場合は広いスペースを確保する必要があります。
他にも、エアコン室外機遮断シートをつけたりなど、直射日光が当たらないよう工夫しましょう。
エアコン室外機の設置場所にできる条件5つめは、雪などの影響を受けない場所です。
積雪地域に住んでいる場合、雪が降ったときの際のことを考えなければいけません。
室外機が雪やつららに当てられてしまうと、エアコンの故障に繋がってしまいます。
なので、雪やつららなどによる影響を受けない場所を設置場所に選びましょう。
他にも、防雪フードや積雪に埋もれないよう、高置式架台の設置が必要です。
庭やベランダがない場合、エアコン室外機を設置するのは難しいです。
またベランダなどがあっても、設置場所が狭いと室外機を設置するのに一苦労します。
そんなとき、いくつか設置するのに工夫する方法があるんです。
続いて、エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法について紹介します。
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法1つめは、壁に設置する方法です。
この方法は、エアコン室外機を家の外壁に室外機を乗せる専用棚に設置します。
家の壁だけでなく、ベランダの外壁にも設置できるので、とても便利な対処法です。
ただ、2階や3階の壁に取り付ける場合は、足場をしっかりと確保しましょう。
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法2つめは、屋根に設置する方法です。
エアコン室外機の設置場所が狭いときは、壁だけでなく屋根に取り付けることができます。
この方法は、角度に応じて専用の台を取り付けるものです。
戸建住宅や屋根付きの集合住宅であれば、この方法で室外機を設置することができます。
ただ、屋根に室外機を取り付けると、室外機に直射日光が当たってしまいます。
なので、直射日光が当たらないような工夫はしておきましょう。
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法3つめは、天井から吊り下げる方法です。
天井から吊り下げる場合、ベランダの天井に専用の棚を設けなければいけません。
ですがこの方法だと、室外機周りの通気性を確保できるというメリットがあります。
ただ、室外機を設置した位置によっては、屋根に取り付ける方法と同様に、直射日光の対策が必要です。
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法4つめは、室外機の上に設置する方法です。
この方法は、1台分のスペースで2台の室外機を取り付けることができます。
方法も簡単で、既設の室外機の上に専用の棚を設けて、そこに室外機を置くだけです。
スペースも取らず、直射日光の対処も必要ないので、1番楽な方法ともいえます。
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法5つめは、立ちおろしという方法です。
この方法は、2階に室外を置きたいけれど設置場所がないときに役立つ方法です。
どんな方法かというと、まず室内機からの配管パイプを1階まで下ろします。
そして、室外機を1階に設置することを可能にします。
この立ち下ろしは3階立建ての建物でも、実用することができます。
ただ、配管が伸びすぎてしまうと、エアコンの電力効率が悪くなるというデメリットもあります。
また、エアコンの種類によっては冷媒ガスの追加充填が必要になります。
エアコン室外機の設置場所が狭い場合、対処法はいくつかあります。
ですが、家にベランダや庭がない場合、室外機を設置するのは難しいです。
では、そんなときはどう対処すればいいのでしょうか?
続いて、エアコン室外機が設置できない場合の対処法について紹介します。
エアコン室外機が設置できない場合は、窓エアコンを利用することをおすすめします。
窓エアコンは窓に立てかけるエアコンで、室内機と室外機が一緒になっています。
そのため、スペースを取りません。
業者に工事を頼まなくていいというメリットもあるので、窓エアコンを利用する人は多いです。
しかし稼働音が大きいので、夜につけると寝られない人もいます。
他にも、窓の大きさによっては設置できないこともあります。
なので、窓エアコンの設置を考えるのなら、窓の大きさは必ず確認しておきましょう。
今回は、エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
エアコン室外機の設置場所が狭いときの対処法は、いくつかあります。
なので、家の構造や戸建てかどうかで対処法を変えてみるのをおすすめします。
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